肺炎球菌ワクチン
肺炎は全国や横浜市における死因の上位に入ってきており、一般的に、肺炎のうち1/4から1/3は肺炎球菌によるものと考えられています。成人用肺炎球菌ワクチン予防接種は、平成26年10月より、65歳の方のみを対象としておりましたが、多くの人に接種機会を設けるために、平成30年度までの経過措置として、70歳以上の5歳刻みの対象年齢に該当するワクチン未接種者に対しても実施をしておりました。この度、厚生労働省において、これまで接種を受けていない方への接種機会を引き続き提供するため、令和元年度から令和5年度までの5年間、引き続き実施することとされました。
実施期間 | 2023年(令和5年)7月1日 ~ 2024年(令和6年)3月31日(休診日を除く) |
横浜市内に住民登録があり、過去に一度も23価肺炎球菌ワクチンを接種したことがなく、次のいずれかに該当する方
対象者 | 1 2023年度に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方 |
2 接種日時点で60歳以上65歳未満の方で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、又はヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に1級相当の障害のある方 |
接種費用 | 3,000円 | 無料 ・ご本人を含む同じ世帯にいる方全員が市民税非課税の方 ・生活保護を受けている方(保護基準の見直しにより保護廃止となった方を含む) ・中国残留邦人等の方で、支援給付を受けている方 |
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹ワクチンは2種類あります。
1 水痘生ワクチン | 1回接種。予防効果51.2%(観察期間5年)と報告されています。 | 料金/9,000円 |
2 不活化ワクチン(シングリックス) | 2回接種(1回目を接種してから2ヵ月~6か月あけて2回目を接種)。10年以上にわたって(計算ではおそらく20年以上)免疫原生を維持します。 | 料金/22,000円(1回につき) |
日本脳炎ワクチン
日本脳炎とは、日本脳炎ウイルスによって感染する感染症です。
人から人へ感染することはなく、ブタや犬など増殖したウイルスが蚊によって媒介され、感染します。
当院では2期のみと、救済制度による接種が可能です。
2期 | ○9歳以上13歳未満(13歳の誕生日の前日まで) | 料金/無料 |
救済制度 | ○平成9年4月2日〜平成19年4月1日生まれ →20歳未満まで未接種分を接種可能。 ○平成19年4月2日〜平成21年10月1日生まれ →1期対象年齢の期間(9〜13歳未満)に未接種分を接種可能。 | 料金/無料 |
※コロナワクチン及びインフルエンザワクチンを除くワクチンを接種している場合は、2週間以上間隔を空けてください。
子宮頸がんワクチン
サーバリックス(2価) | 子宮頸がんの主な原因となるHPV-16型と18型に対するワクチン | 初回接種の2か月後と6か月後に追加接種(計3回) |
ガーダシル(4価) | HPV-16型と18型に加え、尖形コンジローマという病気の原因となる6型と11型の4つの型に対するワクチン | 初回接種の2か月後と6か月後に追加接種(計3回) |
※9価ワクチン(シルガード9)を任意接種で完了している方は、2価又は4価を接種する必要はありません。
※コロナワクチン及びインフルエンザワクチンを除くワクチンを接種している場合は、2週間以上間隔を空けてください。
接種日時点で横浜市に住民登録がある、小学校6年から高校1年生相当の女子
※接種をお勧めする年齢(標準の接種年齢)と接種回数:中学1年生の間に3回→接種無料
横浜市風疹対策事業
風疹ウイルスに感染すると、約2~3週間の潜伏期間の後、発しん、発熱、首のうしろのリンパ節が腫れるなどの症状が現れます。また、せき、鼻汁、目が赤くなるなどの症状が出ることがあります。妊娠中の女性が風疹に感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染し、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、心臓に異常があるといった「先天性風しん症候群」になる可能性があります。
対象者 | 1 妊娠を希望されている女性(妊娠中は接種できません) |
2 妊娠を希望されている女性のパートナー及び同居家族(婚姻関係は問いません) | |
3 妊婦のパートナー及び同居家族(婚姻関係は問いません) |
※1「麻しん風しん混合(MR)ワクチン」又は「風しん単独ワクチン」の接種歴が合計2回以上ある方は対象となりません。
※2 横浜市風しん対策事業のご利用は一度限りです。
費用 | 予防接種 | 麻しん風しん混合ワクチン | 1回 3,300円(税込) |
抗体検査 | 風しん抗体検査(血液検査) | 無料 |
※最初からワクチンを接種するか、抗体検査後にワクチンを接種するか、どちらか選べます。
※ワクチン接種後に抗体検査を希望される場合、抗体検査費用は実費でのお支払いになります。
接種までの流れ
当院にお電話(045-303-8881)にて横浜市風しん対策事業をご利用の旨、お伝えいただくか、当院予約サイトにて予約をお取りください。
受診日当日は、住所・氏名・年齢を確認できるものをお持ちください(健康保険証、運転免許証など)。
※抗体検査申込書・記録票と予診票は医療機関に置かれています。
横浜市追加風疹対策事業
対象者 | 過去に本事業を利用したことがない「昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性 |
接種が出来ない方 | ア 明らかな発熱(37.5度以上)を呈している方 |
イ 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方 | |
ウ
麻しん風しんワクチンの成分によって、アナフィラキシーショック(※)を起こした事がある方) (※アナフィラキシーショック:通常、接種後約30分以内に起こる激しいアレルギー反応のこと) | |
エ その他、医師が不適当な状態と判断した方 |
費用 | 無料(通常10,000円程ですが、今回は国の補助対象となりますので無料です。) |
※令和元年度以降にクーポン券を利用した後、再度の抗体検査及び予防接種の費用は補助できません。
接種までの流れ
1.抗体検査及び予防接種を受ける場合には必ずクーポン券が必要となります。対象の方でお手元にクーポン券がない場合は、横浜市予防接種コールセンター(045-330-8561)にお問い合わせください。
2.まず、抗体検査を行うので当院に電話番号(045-330-8561)にてご連絡していただくか当院予約サイトにて予約をお取りください。
抗体検査結果が出来上がり次第、再度受診し予防接種を打つか医師が報告する流れとなります。
インフルエンザワクチン
季節性インフルエンザのワクチンを接種できます。コロナワクチンと同時接種することも可能です。同時接種される際は、コロナワクチンの予約を横浜市のサイトかお電話にてお取りください。控除の対象の方は必要書類をお持ちください。 5人以上の団体の場合、045-303-8881までお電話ください。 |